一田百貨(YATA)の今年上半期の売り上げが前年同期比で10%以上となる見通しが示された。8月15日付香港各紙によると、これは黄思麗CEOが同店のイベントの席で明らかにしたもの。その裏付けとして、6月はワールドカップがあった影響で軽食類が伸び、スーパー部門の売り上げだけで前年同期比30%増になったことを挙げた。また今年は夏の暑さも手伝って7月1日~8月12日のスーパー部門の売り上げは同20%増、総売り上げも同12%増と著しい伸びを見せているという。米中の貿易戦争など小売業界にとって懸念材料もあるが、黄CEOは「双方の応酬が長引けば悪化も考えられるが、わが社の売り物は生活必需品。当面の影響はないと思う」と楽観する姿勢を見せた。なお、同社の旺角店は8月1日より移転のため半年間閉店、沙田店も第4四半期の完成を目指して部分的に改装工事が進められている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180130_6821/