林鄭月娥・行政長官は8月8日、イベント出席前にメディアの取材に応じ、建設中のMTR沙中線紅●駅の施工に関する問題についてコメントした。9日付香港各紙によると、林鄭長官は「政府は全面的に責任を追及するとともに善後策を徹底する」と強調。(1)調査委員会が全面的に対応(2)刑事責任を追及(3)建設請負会社に懲罰(4)契約に基づき香港鉄路(MTRC)幹部の離職・解任を処理(5)委託契約に基づきMTRCを追及――の5方面から対処する方針を示した。また林鄭長官は元高官3人からなる顧問団をMTRCに送り込み、沙中線工程を監督させると発表。メンバーは土木工程署の劉正光・元署長、屋宇署の許少偉・元署長、土力工程処の汪学宁・元処長となっている。このほか事件は文書偽造などの刑事要素を含んでいるため、政府は2度にわたり警察に通報し、西九龍総区重案組が刑事調査を進めていると指摘した。【●=石へんに勘】【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180809_12536/