トラム回顧展、開通当時の写真や乗車券を展示【香港―社会】

114年もの歴史を持ち、香港名物の1つとなっている「電車(トラム)」。そのトラムの回顧展が8月9日から始まり、話題を呼んでいる。8月9日付香港各紙によると、主催しているのは香港トラム関連グッズのコレクターとして知られる張順光氏。展示品は20世紀初頭のトラムの写真19枚や昔の乗車券22枚。張氏によると、トラムは開通当初、英国製車両を使用しており、船で車体を運ぶ様子を写した写真もある。第一世代の車両は1等席から3等席に分かれ、香港市民の月給が1ドルから2ドルだった時代に、運賃は30セントもしたそうだ。現在は現金を運賃箱に入れる形だが、昔は車掌がいてキップを売っていた。展示されているキップは1920~70年代のもの。日本統治時代に日本軍がデザインしたというキップも展示されている。そのキップは数年前にオークションで1枚1万2000ドルの値がついた貴重なものだという。展覧会の会場は香港今旅酒店(Hotel Jen Hong Kong)で参観無料、会期は11月30日まで。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=8115

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