8月4日に旺角の歩行者天国が正式に撤廃され、今後の街頭パフォーマーの新天地について注目が集まっている。8月4日付香港各紙によると、歌手や占い師、画家などの街頭パフォーマー20組から成る業界団体「旺角街頭文化協会」が8月3日、チムサーチョイの九龍公園でパフォーマンスを行えるよう、政府部門に許可を求める意向であることを明らかにした。同協会のメンバーの中にはすでにチムサーチョイのスターフェリー乗り場付近でパフォーマンスを始めた人もいるものの、同地は天井があるため楽器や歌声などの音が響いてしまい、演出効果はいまひとつなのだという。同協会では、九龍公園のスイミングプールに接する広場は広さ3000平方メートルでパフォーマンスなどさまざまなイベントに適していると指摘。80デシベル以下という音量制限を守ることを条件に、同広場での演出を認めてほしいと訴えている。しかし、九龍公園には多くの野鳥がおり、政府のホームページでも今年6月にもゴイサギ100羽余りが生息していると紹介されたばかり。香港観鳥会では、騒音や光害が繁殖の妨げになることを不安視している。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180731_12327/