尖東にあるシャングリラホテルで7月19日、「石川県物産商談会」が開催された。香港での開催が初めて。石川県と北國銀行が共催。47社・団体が参加し、地元の加工食品や地酒、輪島塗の伝統工芸品などが出品された。また福井県からはホテル、旅行業界10企業・団体が参加し、香港の業界関係者などおよそ200人が来場した。創業200年をむかえる伝統工芸輪島塗製造販売「田谷漆器店」の田谷昴大氏は「国内市場の縮小が進んでいるなか、世界に目を向けて、多くの人に輪島塗を知ってもらいたいと思い参加した。日本で作っているものとは異なり、飾り物、アクセサリー、コーヒーカップなど日常的に使えるものをつくった」と話した。ひときわ注目されたのが石川県が13年にわたって開発した高級ぶどう「ルビーロマン」だ。粒が大きく甘味が強いのが特徴で初競りでは110万円の値がつき話題をよんだ。出品した薄井青果株式会社の薄井壮登志・専務取締役は「香港のスーパーなどで多くの日本の果物が売られており、その販売量に圧倒された。1房1万ドルでの販売ができたら本望。今後も世界に通用するような商品を作っていきたい」と意気込みを語った。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171006_4179/