土地供給の公開諮問、フォーラムにデモ隊乱入【香港―政治】

土地供給について検討する政府の専従チーム「土地供応専責小組」は7月7日、2回目の公開フォーラムを開催した。8日付香港各紙によると、フォーラムは大埔社区中心で行われ約170人が出席、うち36人の市民が発言した。討論の焦点となったのは埋め立てや粉嶺ゴルフ場を接収して住宅開発に充てることの是非。埋め立て候補地の付近住民からは風通しに影響するとして反対の声が上がったが、同小組の黄遠輝・主席は埋め立て計画は弾力性があると回答。林鄭月娥・行政長官がすでに埋め立てへの支持を表明したことから「偽りの公開諮問」と批判されたが、黄主席は同小組には立場や前提はないと強調した。場外では土地公議連合陣線、社会民主連線、工党などがゴルフ場に公共住宅を建設する要求などを掲げて抗議活動を行い、フォーラム開催中に場内に乱入。その中には立法会議員資格を喪失した劉小麗氏や香港衆志の周庭氏も含まれていた。乱入強行で警備員と衝突して混乱となり、警備員1人がけがを負い病院に運ばれた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180430_9837/

Share