6月の香港PMI、47.7に下落【香港―経済】

日本経済新聞社と金融統計機関IHSマーキットは7月5日、2018年6月の香港の購買担当者指数(PMI)を発表した。6日付香港各紙によると、6月のPMIは47.7で、5月の47.8から0.1ポイント下落。4カ月連続で下落し、2016年7月以降の約2年で最低となった。第2四半期の平均では48.2となり、2017年以降で初めて2期連続で低下した。米中の貿易摩擦が激しくなり香港の民間企業の経営環境が悪化したことを反映している。紙、銅、プラスチックなどの原材料価格の上昇でコスト圧力が高まり、中国本土からの受注も2カ月連続で低下した。IHSマーキット首席エコノミストのバーナード・アウ氏は「米中貿易摩擦の悪化で経済成長に圧力がかかるとの懸念が高まっている。ビジネスマインド指数も急落して過去15カ月で最低となり、民間経済が迅速に回復するとの望みは減退した」とコメントした。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180607_10875/

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