かねて香港の5つの歴史建築物に関してその活性化を行うパートナーシップについて審議していた政府発展局は7月5日、その結果を発表した。6日付香港各紙によると、活性化プロジェトはこれが5期目にあたり、今回審議されていた5つの建築物のうち4つについて運営団体が決まり、2022~30年に修復完成およびオープンが計画されている。しかし●湾「馬湾芳園書室」には適合する団体がなく、次期プロジェクトリストとして先送りされることになった。4つのうち注目を集めたのは元朗に位置し56年の歴史を持つ3級歴史建築「前流浮山警察署」だ。ここは香港盲導犬協会が約7800万ドルを投じて香港初の盲導犬飼育訓練センターをつくることになった。同じく3級歴史建築である粉嶺の「聯和市場」は市場および生活館に、80年余りの歴史を持つ2級歴史建築で屯門に位置する「旧ゴードン軍営ウオータベールハウス」は、心身のバランスを整えるワークショップやレッスンを行う施設に生まれ変わる。またパートナーシップ応募が12団体と最も多かったのがセントラルの「旧ビクトリア軍営ロバーツブロック」で、アートセンターとして再開発されるという。今回のプロジェクトには公費から約3億6500万ドルの補助金と初期運営費用として1800万ドルが拠出されることになっている。【●=くさかんむりに全】【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=5055