同性のパートナーに連れ添って来港した英国籍の女性が、扶養家族の身分で滞在することを香港入境処に却下された案件で、香港終審法院(最高裁に相当)は7月4日、入境処に性的べっ視があったと判断し、原告の主張を認めた。7月5日付香港各紙によると、原告は2011年6月に家族ビザを申請したが8月に却下され、同年9月に来港して以降も旅客の身分で香港に滞在。13年には就労ビザを申請したが却下され、その後再度家族ビザを申請したが却下されたため司法審査を申し立てた。16年10月に原告は敗訴したものの上訴し、上訴審では原告が逆転勝訴。その後、入境処が上訴して終審法院で審理された結果、入境処に性差別があったとして原告の主張が認められた。入境処は終審法院の判決を尊重するとコメントしている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180606_10825/