食物及衛生局長、新政権に留任しないと表明【香港―政治】

特区政府食物及衛生局の高永文・局長は6月15日、次期政権には留任しないと正式に表明した。16日付香港各紙によると、高局長は政府の中でも高い支持率を維持してきたが、もともと医師であったことから臨床の仕事に戻ることを望んだ。高局長は梁振英・行政長官について「低所得層を重視し、社会の成果を分け合おうとするなど、自身の政治理念に近く、関係も深い」と述べ、梁長官が留任しないことが退官の理由の1つであることを明らかにした。ただし林鄭月娥・次期行政長官との不仲は否定。林鄭氏に慰留されたかどうか、後任は陳肇始・副局長かどうかについては言及を避けた。過去5年の任期を振り返り、「医療改革は小さな一歩を踏み出しただけ」として、任意加入医療保険や公私立病院の協力など重要な方向性はすでに決まったことから、次期局長に今後を託すと述べた。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=17624

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