中国本土客向けの小売業の売り上げの落ち込みが続く中、化粧品小売りの莎莎が2016年度(16年4月~17年3月)の決算を発表、純利益が前年比で15%近くも減少したことがわかった。6月16日付香港各紙によると、同社の通年の売り上げは77億4600万ドル。前年比0.58%減ではあるものの、中国本土分の売り上げに関し人民元の下落を考慮すると3.9%減にもなるという。うち、純利益も芳しくなく、3億2700億ドルで同14.8%ダウンと大幅な下落に。ただ、同社の郭少明・会長は明るい兆しはあると指摘する。「店舗賃料がピークを過ぎて下がりつつありコストを抑えられた。その影響で売り場面積が増えたこともあり今年の4~6月は前年同期比で3.6%も増加した」とコメントしている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=16643