九龍バスの3路線で座席に縫い針が仕込まれ、乗客2人がけがをする事件が起きた。6月29日付香港各紙によると、事件が起きたのは27日夕方から28日早朝にかけて、路線は81(佐敦―沙田)、48X(沙田―湾景花園)、41A(尖東―長安邨)の3路線。仕込まれていた座席はすべて上階の左側だったという。発見者のうち2人が座席に座り腿や臀部に軽傷を負ったが、1人は目視で気付きけがはなかった。九龍バスからの通報を受け沙田警察署では捜査チームを組織し傷害事件として捜査に当たっており、九龍バスでも車内外に設置されている防犯カメラの画像を警察に提出した。九龍バスに脅迫状などは送られていないもようだ。なお今年の1~2月に、今回同様、座席に仕込まれた針が2回確認されていたが、乗客や乗務員がら先に気付いてけが人がなかったため、警察には通報されていなかったことも明らかになった。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180524_10597/