特区政府保安局の李家超・局長は6月27日、立法会答弁に出席し、4日の天安門事件追悼集会に私服警官を配備していたことを認めた。28日付香港各紙によると、これは邵家臻・議員の質疑に答えたもの。集会に参加した中高生が「学生参加者の統計を取っている」と称する女性に学校名などを聞かれ、その女性は警察の現場指揮本部に出入りしていたことが『香港01』で報じられた。李局長はこの女性について同日現場に派遣された私服警官の1人であると回答。ただし警察側の行動の詳細は公表できず、報道内容にもコメントできないと述べた。また警察では全体的な参加者数を把握する要員は配備しているが、学生や特定グループの参加者数の統計は取っていないと強調。さらに李局長は「警察は大規模なイベントで参加者数が多い場合、混乱発生を防ぐため、私服警官を現場に配備して監視し、スリや攻撃性の武器を持った不審な人物を識別し、犯罪を回避している」と説明した。香港市民支援愛国民主運動連合会(支連会)常務委員の梁耀忠氏は「過去の6・4集会でも私服警官が現場で監視していた」と述べた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180607_10881/