立法会議員の資格を喪失した無所属自決派の劉小麗氏が民主派政党の工党に入党したことが分かった。6月28日付香港各紙によると、工党執行委員会は25日、劉氏が「小麗民主教室」の名義で団体メンバーとして加入することを承認。同党の郭永健・主席が27日に明らかにしたが、劉氏はコメントを拒否している。11月に実施することが決まった立法会直接選挙枠九龍西選挙区の補欠選挙では、劉氏が自身の失った議席を取り戻すために立候補するとみられるが、出馬資格が得られない可能性もある。このため劉氏は同党の李卓人氏を代替候補として指名したが、予備選挙を経ないで決めることをめぐって民主派は内部分裂の様相を呈している。このため劉氏が工党に加入した目的はこれに正当性を持たせるためと指摘されている。李氏を代替候補とすることに反対している香港民主民生協進会(民協)の関係者は、劉氏が今になって工党に加入することは補選のためにほかならないと批判している。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180628_11456/