香港警察は6月23日、店内で性的サービスを提供していたバー3店を摘発し、従業員やタイ人の風俗嬢(66人)らの身柄を確保した。6月24日付香港各紙によると、チムサーチョイに位置する当該店は、表向きは政府リカーライセンスも所持している普通のバーで、客の消費額が毎回1000ドルを超える高級路線で売っていたという。しかし実際はマフィアが管理する風俗店で、なじみの客の隣にはタイ人の風俗嬢(19~45歳)を座らせ、1枚20ドルで「お触り券」を販売しており、この券と引き換えに触れるようになっていた。さらに常連客が望めば、手を使った性的サービスや売春も行っていたようだ。3店ともバーとして数年間営業し、風俗店としてのサービスを始めたのは数カ月ほど前だが、すでに毎月500万ドル以上の売り上げを得ていたとみられる。また1店では先ごろ開幕したワールドカップにかかわる違法とばくが行われていた。当局ではこの摘発で現金12万ドル、コカイン、刃物や鉄パイプなどの武器を押収した。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=16352