立法会で6月14日に可決した「広深港高鉄(一地両検)条例草案」をめぐり過激派や本土派の政治家らが相次ぎ訴訟申請を提出した。22日付香港各紙と香港電台(RTHK)ニュースによると、議員資格を喪失した青年新政の梁頌恒氏は21日、政府を相手取った訴訟を度々起こして「長洲訴訟王」と呼ばれる郭卓堅氏の付き添いの下、高等法院(高等裁判所)に訴訟申請を提出。「一地両検」条例草案は基本法18条(例外を除き全国的な法律を香港で施行しない)に抵触し、基本法11条によると立法会に違憲な草案を通過させる権限はないため、裁判所に同草案は違憲で採決は無効と宣言することを要求している。さらに同日には議員資格を喪失した社会民主連線の梁国雄氏、22日には郭卓堅氏と新民主同盟の古俊軒氏がそれぞれ高等法院に訴訟申請を提出し、同様の申請は4件となった。梁国雄氏はこの訴訟が全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会による法解釈を招くことを心配する必要はないとコメントした。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180620_11144/