香港各界慶典委員会は６月２０日、７月１日前後に行う返還記念イベントを発表した。２１日付香港各紙によると、イベントは各区で約２００件行われ５０万人余りの参加が見込まれる。特に６月３０日～７月２日にビクトリア公園サッカーコートで開催される「粤港澳大湾区共同家園主題展覧、竜獅匯演嘉年華」は７・１デモとの関連で注目されている。広東省社会科学院が粤港澳大湾区のビジネスチャンスを紹介するほか、竜と獅子の舞いやハイテク製品や伝統工芸品などの展示がある。１日朝には北角からビクトリア公園までパレードも行われる。このほか香港体育館では１日に容祖兒や李克勤らも出演するナイトショー、２～３日には広西魔幻雑技劇『百鳥衣』が上演され、いずれも無料で鑑賞できる。同委員会の鄭耀棠・主席は昨年に続きビクトリア公園で返還記念イベントを開催することについて「７・１デモに対する圧力」との見方を否定。同委員会が７月１日にサッカーコートを使用するのは３年目に過ぎないが、民間人権陣線は十数年も占拠してきたと批判した。一方、民間人権陣線は消極的ながらも警察の指示に従い芝生地を起点にすることを決めたという。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180620_11146/
