6月13日、香港国際空港の出発ロビーに子犬3匹の死体が遺棄される事件があった。14日付香港各紙によると、この犬の飼い主は香港に移民を希望している台湾籍の男性で、4月中旬にメスのピットブルテリアの雑種1匹を伴って来港した。しかし闘犬の一種であるピットブルテリアは純血種、雑種にかかわらず香港への輸入が禁じられていることから漁農自然護理署が犬を勾留することになったという。犬は妊娠中で、拘留期間内に7匹の子を生んだが3匹は死産。このほど飼い主が台湾に戻るとのことで漁農自然護理署が親犬1匹と子犬4匹を引き渡していた。ところが飼い主は13日に自身と5匹の出国手続きはしたものの、死んだ3匹を遺棄。それを13日昼に空港の清掃スタッフが見つけ通報した。香港では条例「危険狗隻規例」によってピットブルテリアを含む闘犬4種の輸入が禁じられており、それらの犬の勾留費用として1匹1日につき90ドルかかる。また、公衆の場に許可なく動物の死体を遺棄した場合、「公衆潔浄及防止妨憂規例」によって2万5000ドル以下の罰金および禁固6カ月が科せられる。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=17558