九龍城法院(地裁)は6月4日、本土派「青年新政」の梁頌恒氏と游●禎氏らが立法会に乱入した件で判決を下した。5日付香港各紙によると、事件は2016年11月2日、2人の就任宣誓が問題となっている中、3人の議員秘書とともに立法会本会議の議場に乱入して宣誓を強行し、混乱によって警備員6人が負傷した。5人とも「違法終結に参加した罪」で今年5月11日に有罪が確定し、6月4日に禁固4週間の刑が言い渡された。裁判官は「被告は計画して違法終結に参加して暴力に発展し、梁氏と游氏は議員の身分で立法会で罪を犯したことで立法会の尊厳を損なった」と指摘。さらに香港衆志の黄之鋒氏の判例を引用し「行為が暴力にかかわれば政治理念や動機にかかわらず抑止性のある刑罰を下さねばならない。禁固刑は唯一の選択である」と説明した。量刑宣告後に游氏と元秘書2人は上訴を放棄し、即時収監。梁氏と元秘書の張子龍氏は上訴を要求し保釈が認められた。梁氏と游氏の量刑は禁固3カ月に満たないため、来年の区議会選挙や2020年の立法会選挙に出馬することは可能だが、宣誓問題で公然と「香港独立」を宣揚したとみなされているため、今後2年に再度立候補しても出馬資格は認められないとみられている。【●=草かんむりに惠】【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170831_3204/