尖沙咀の海港城にある宝飾品店から計500万ドル分の宝飾品が奪われた事件で、香港警察が主犯の容疑者として逮捕した男が前科17犯の凶悪犯であることがわかった。5月30日付香港各紙によると、防犯カメラの映像などから容疑者として割り出された男の名は何東成氏(60)。1986~91年の間に宝飾品店に17回も強盗に押し入り、場合によっては店主を銃殺、通行人にも銃口を向けるなど、事件の凶悪さから93年には終身刑を言い渡されていたという。その後、服役期間が20年を超えると減刑措置がとられ、14年には出所していた。年齢こそ60歳となった何容疑者だが、手先の器用さは変わらず、鍵のかかったショーケースをわずか15秒で開けていた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180525_10621/