毒殺された犬、遺体取り違えであわや火葬【香港―社会】

毒殺された犬の遺体が司法解剖後に取り違えられ、あわや自分の飼い犬ではない別の犬を火葬しそうになるトラブルがあった。5月25日付香港各紙によると、黄さんの飼っていたオスのチワワ(8歳)は4月5日に何者かが仕込んだ毒の入った餌を食べて死んでしまい、事件後に政府当局が死因を調べるため解剖を行った。黄さんは5月11日に遺体返還の連絡を受けためペット葬儀専門業者に引き取りを委託し、同月21日に火葬することになったという。ところが当日、火葬を始める直前に遺体が入っていた袋に付いていた識別ラベルにポメラニアンと書いてあることを発見。自身の飼い犬の遺体ではないことに気付き、急いで火を止めてもらったそうだ。葬儀場の職員とともに中を確認すると、黒いポメラニアンの遺体が入っており、その犬はチワワと同様に毒殺被害に遭った犬だった。そのポメラニアンの飼い主は知人だったため、すぐに電話をかけると、その人が当局から引き取った遺体がチワワで、2人の飼い犬が取り違えられていることが分かり、警察に通報した。政府漁農護理署では以前は司法解剖した動物を飼い主に返していなかったが、最近は世相をふまえ返還するようになったという。2人はショックを受けたが、警察は手続きの過程で取り違えが起きたことを認め謝罪した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180409_8286/

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