香港マカオ政策を主管する中国共産党中央政治局常務委員の韓正氏(常務副首相)が5月22日、粤港澳大湾区の視察として広州市に赴いたことが分かった。23日付香港各紙によると、韓氏は広州以外に深セン市も訪問し、地元の港湾やイノベーション科学技術企業を視察する見込み。韓氏が中央港澳政策協調小組組長に就任してから初めての粤港澳大湾区視察となり、中央はこの視察終了後に大湾区の発展計画を正式発表するとみられる。5月末に発表される予定だった大湾区の計画細則は6月にずれ込むもようで、このため6月11日に香港で予定されていた国家発展改革委員会と3地政府による説明会も先送りされることとなる。香港中華総商会会長で粤港澳大湾区企業家連盟の蔡冠深・主席は、発表の先送りは海南省の自由貿易区設置と関係があると指摘。大湾区の政策条件は海南省自由貿易区よりもさらに開放されることを確保しなければならないからだという。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180517_10333/