無責任な飼い主と犬の出産
我が家の人間以外の動物数は1週間前は犬7匹、猫2匹だった。しかし、現在は(一時的にだが)3匹の子犬が加わった。生後6週間から8週間という大中小サイズの暴れん坊たち。子犬の特徴であるお腹がプックリ膨れたオスのサブちゃんはヨチヨチ歩きで一番小さい。お腹が空くと、私の耳や鼻をチューチュー吸い出すほど。そして食後は腹が重くて歩きながら倒れそうな感じ。
それに我が家の小悪魔末犬2号のごとく家中走り回り、イタズラをする大サイズのメスのマルちゃん。そして、中サイズで結構気の強いメスのミカンは、すぐサブにちょっかいを出す。
これらの子供ギャングが私の部屋を「汚部屋=トイレ」に変えてくれている。現在、トイレトレーニング中。しっかり新聞などの上で用をたすのを見ると、「いい子ねえ!」と拍手して大げさに褒め称える。我が家の成犬たちの中には散歩時間以外、屋上で用を足す子もいるので、そのにおいを嗅いでおトイレを済ますことも徐々にできるようになっている。
そこを猫のガブリエル様がギャーギャー騒ぎながら走り回り、子犬に追いかけられて美人猫はシャーシャー言いながら逃げまくる。でも、猫たちはまだ子供であると認識して我慢している。ごめんよ。
さて、どう考えてもカオスな状態の家。子犬たちは遊び疲れると、座ったまま眠りこける。そんな様子はほほえましいが、成犬たちは子犬を怖がる。たまに様子を見にくるお間抜け犬で偽物シェパードのマダラは、チョイ見してすぐに去ってしまう。昨晩は、マダラが一緒に寝ようと部屋に来て暫く横になっていたが、子犬が遊んでいるのがウザいらしく、出て行ってしまった。
朝は早くから活動を始め、頻繁にミルクとご飯をあげなくてはならない。夜中にトイレに行きたくなるとキュンキュン鳴くので、今はケージから出している。結果、夜中に勝手に遊んで疲れて眠り、トイレを部屋で済ましてしまう(だが、日に日にトイレでの用足しが増えている感じだ)。
犬の出産シーズンである3月。筆者の住む離島では、やはり予想通りに子犬団子が発見されている。子供ギャングは避妊手術をしていないメス7頭のうちの3頭から生まれた。飼い主はいまだに手術を拒むし、食べ物も与えずに犬たちはゴミ箱でご飯を食べている。子犬は全部で15匹産まれ、うち2匹は死に、2匹は近所にもらわれていった。残りの11匹は友人も含む4宅で面倒を見て、徐々に飼い主が見つかっている。現在私たちは飼い主に対する法的制裁を模索中で、頭が痛い。