立法会で5月17日、本土派政党「熱血公民」の鄭松泰・議員に対する譴責動議が否決された。18日付香港各紙によると、これは2016年10月の立法会本会議で「青年新政」の2人が宣誓をやり直そうとした際、親政府派議員が一斉に退席し、鄭氏が親政府派議員数人が議席に掲げていた国旗と特区旗を故意に逆さまにした事件をめぐるもの。裁判では17年9月に国旗・区旗侮辱罪で有罪が確定し、罰金刑が言い渡された。その行為は不注意であるとともに基本法を擁護するという宣誓に違反するとして、親政府派議員が議事規則49B条と基本法79条に基づき譴責動議を提出。委員会の調査を経て立法会で3分の2以上の賛成が得られれば鄭氏の議員資格をはく奪することができることとなっていた。だが採決では出席議員65人のうち賛成39人、反対25人となり、賛成が3分の2に達しなかったため鄭氏は議席を維持することとなった。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180122_6650/