牛角の叙福楼、IPOに向け公募開始【香港―経済】

焼き肉の「牛角」のほか「しゃぶしゃぶ温野菜」「モーモークラブ」などを手がける叙福楼集団が新規株式公開(IPO)に向け5月15日から公募を開始した。同日付香港各紙によると、同社は1株当たり1~1.3ドルで2億株を発行、最高で1億9300万ドルを調達する見込み。取引単位は2000株で、2626ドルからの投資が可能となる。公募締め切りは18日正午、30日に上場する予定だ。大口投資家の1人として香港鉄路公司(MTRC)の馬時亨・会長の名前が挙がっているが、叙福楼の黄傑龍・会長兼CEOは「馬氏は旧友であり今回の出資もあくまで個人名義。MTRとは一切関係はない。出店する場所もMTRの物件に偏った選定はしていない」と癒着を否定した。また黄氏は牛角の華南地域6省・自治区での独占経営権の取得や、モーモークラブのシンガポールとマレーシアでの商標登録を済ませたことを明かし、中国本土や東南アジアへの進出の意向も示した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180502_9908/

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