約10年にわたって進められてきた旧中区警察署を中心とする歴史建造物の再開発がいよいよ最終段階に入り、5月29日から順次オープンする。5月10日付香港各紙によると、香港特区政府は170年の歴史をもつ旧中区警察署、中央裁判司署跡、ビクトリア監獄跡を併せて1995年に歴史的建造物に指定。補修や修繕作業が行われ、文化複合施設「大館」として生まれ変わった。今後、施設は段階的に開放されることになっており、5月29日からは警察本部ビルやビクトリア監獄跡を含む11棟の歴史建築と新たに建てられた美術館、総芸館、屋外運動場跡などが参観できる。オープン当初は警備上の理由から1日の参観者の定員は2000人だが、その後5000人まで増やす考えという。入場は無料で、5月9日からネットを通じた参観受け付けがスタート。「大館」の公式サイト(http://taikwun.hk)で予約できる。今月中にはアプリも登場する見込みという。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180410_8350/