中東文化を紹介する展覧会が開幕【香港―社会】

尖沙咀にある香港歴史博物館で5月9日から特別展示「奢華世代:従亜述到亜歴山大(An Age of Luxury: the Assyrians to Alexander)」が始まった。同日付香港各紙によれば、展示されているのは大英博物館から貸し出された所蔵品210点余り。黄金、青銅、ガラス、めのうなどで作られた美術工芸品などが展示され、紀元前900~300年の時代の中東文化を知ることができる。展示品の中にはアッシリア王国の首都ニネベにあった宮殿跡で見つかった石の彫刻も多いが、中でも目玉はこのたび海外の展覧会に初めて貸し出されたという彫刻で、使用人がホールにフルーツと生花を運ぶ様子が描かれている。また別の石の彫刻を元に作られた3Dアニメーションも見逃せない。国王がニネベに作った花園で暮らす鳥や動物たちの姿と美しい花々、水のせせらぎなどを再現しているという。ほかにも、黄金で作られた魚の形の香油瓶など当時の芸術性や工芸技術の高さを物語る展示品が多い。会期は9月3日まで。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180406_8265/

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