港珠澳大橋の建設現場で5月4日、殺害されたとみられる男性の死体が発見された。5月5~6日付香港各紙によると、4日朝、建設作業員がこぼれたセメントの中に黒いゴミ袋が交じっているのを見つけ、悪臭を放っていたためその袋を破いてみたところ、中に死体が入っており驚いて通報した。死体は死後1~3週間程度とみられ、体を折り曲げて袋に入れられていた。ゴミ袋は3、4枚重ねられた状態で閉じられており、死体の腐乱は始まっていたものの、背中と胸などに日本風浮世絵の刺青が彫られていることが確認できたという。身元を示す物は所持していなかったが、その後、指紋照合などから被害者はドラッグ売買や強盗など刑事犯罪の前科がある30歳の男だと判明。死体発見の前夜に現場で、トラックの荷台から地面に向けてセメントがぶちまけられているのが目撃されており、別の場所で殺害された後に建設現場へ運び込まれたものとみられている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=17205