香港で10月29日に開催されたフォーラム「中国改革開放40周年:世界の意義と香港の役割」に鳩山由紀夫・元首相が出席した。30日付香港各紙によると、フォーラムは外交部駐香港特派員公署や亜洲協会香港中心が主催。鳩山氏は講演で「香港がなければ改革開放もこのような実績を上げられなかった」と述べたほか、「一帯一路」と粤港澳大湾区でも香港の役割に期待を寄せた。講演後にメディアの取材を受けた際、「米国の貿易戦争の第1のターゲットは中国で、第2のターゲットが日本だ」と指摘し、特に自動車産業を狙い撃ちされるとの見方を示した。一方、先の安倍晋三・首相の訪中後、日中関係は経済面で不正常な状態から正常な軌道に戻ってきたと指摘し、安倍首相が習近平・国家主席と李克強・首相との会談で提示した第三国市場での協力についても評価した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20181026_14620/