西環で10月9日、1匹の猫が路線バスに乗り込み、捕まえようとした乗客が爪でひっかかれる騒動があった。10月10日付香港各紙によると9日午前7時ごろ、九龍バスが西環から発車してほどなく、2階席に猫がいるのを乗客が発見した。乗客の1人が捕まえようとしたがひっかかれたため、運転士が通報。デボーロード・ウエストで一時停車し、駆け付けた警官が盾を使って猫をバスから追い出した。負傷者は病院で手当てを受けた。猫が降りた後、道路に飛び出るなど事故に遭うことを心配した通行人が猫の跡をつけたものの、途中で姿を見失ったことから、ネットの情報を拡散して協力を求めたという。午前11時ごろになって、クイーンズロード・ウエストの銀行前で猫が見つかり、市民が水やエサでおびき寄せようとしたり、動物愛護協会のスタッフが縄や網で捕獲しようとしたが失敗。その後、午後4時になって猫ボランティアが捕獲に成功し、一時的に保護しているという。猫が乗車したバスは同日深夜、運行終了後に車内点検を行ったが、ネズミは発見されなかったそうだ。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171012_4264/