消費者委員会が、高齢者向けのサービスに悪徳商法が蔓延していると注意を呼び掛けている。10月5日付香港各紙によると、これは同委員会が55~79歳のシニア層1779人を対象にサービスなどの商行為に関するアンケート調査を行ったもの。それによると、38.7%が過去1年間にサービスを受ける際に不愉快な思いをしたと答えており、そのうちの約25%が悪徳商法にあたる行為だったと指摘している。ちなみに同委員会が2015年10月~18年6月の間で55歳以上の消費者から受け付けた苦情やクレームは計6334件で、業種別ワースト3は携帯電話キャリアが1495件と断トツで、家電(711件)、旅行代理店(412件)と続いている。携帯電話キャリアの悪質な例としては、視力と聴力に難があるため通話専用の携帯電話を買おうとした90歳の客に、4000ドルもするスマートフォンを押し売りした例などが挙げられた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180507_9967/