米中貿易摩擦と金利引き上げのダブルショックで香港経済の先行きが懸念される中、2大発券行の香港上海銀行(HSBC)とスタンダード・チャータード銀行がともに香港の域内総生産(GDP)伸び率予測を下方修正した。10月4日付香港各紙によると、今年のGDP伸び率予測についてHSBCは先に発表した3.8%から3.5%に、チャータード銀は3.8%から3.6%にそれぞれ引き下げた。チャータード銀は3日に発表したリポートで「中米貿易摩擦の影響は上半期にはまだ表れてなく、年末に徐々に表れる。今後の数四半期の経済成長に打撃を与える」として来年のGDP伸び率予測も0.4ポイント引き下げた3%に修正した。ブルームバーグが総合した証券会社34社の予測では今年のGDP伸び率の中位数は3.6%となっており、昨年の実績の3.8%より鈍化する見込みだ。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180813_12579/