香港にはコンタクトレンズ使用者が120万人いるといわれているが、先ごろ眼鏡業界団体が行った調査によると、コンタクトレンズ使用者の約8割が何らかの不調を感じていることが分かった。10月4日付香港各紙によると、香港眼科視光師学会、香港隱形眼鏡学会など6大業界団体が今年8~9月にコンタクトレンズ使用者591人と眼科眼鏡士162人にアンケート調査を実施した。その結果、回答者の41%が毎日コンタクトレンズを装着しており、1回の装着時間の平均は約9.6時間だった。このうち97%が度入りのコンタクトレンズを使用していた。また79%がコンタクトレンズを装着してドライアイや充血、涙目などの不調を感じたことがあると答えた。その大部分が自分で不調を処理していたという。一方、眼科眼鏡士の66%が、市民が初めてコンタクトレンズを使う際に検眼する人の割合が10年前よりも減ったと指摘した。また55%が、初診者に検眼を拒否されたことがあると回答。83%が、他人の代理でコンタクトレンズを買いたいと言われたことがあると答えた。インターネットなどで購入するケースが増えているようだ。今回は客にふんした業界関係者が眼鏡店の実態も調査。検眼や度数を図るサービスをしていない店が多く、市民が処方箋なしでも度数を伝えればコンタクトレンズが購入できたという。業界では、眼鏡とコンタクトレンズでは度数は異なることから、眼科での検眼を受けるよう呼び掛けている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180619_11117/