香港の貧富の差が拡大していることがわかった。9月26日付香港各紙によると、これはNGOのオックスファムが特区政府統計処の発表した統計をもとに2001~16年の香港の貧富の実態を比較調査したもの。それによると、01年と16年では、全体の下位10%にあたる貧困世帯の平均月収は2250ドル→2560ドルとほぼ変わりがないのに対し、上位10%にあたる富裕世帯は同7万6250ドル→11万2400ドルとその差は歴然。2016年の時点では下位10%と上位10%の収入格差はほぼ44倍で、富裕世帯ひと月分の収入を得るのに、貧困世帯は4年近くかかる計算になる。ちなみに貧富の格差を表すジニ係数も0.539と、45年来で最高を記録した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180306_7570/