毎年中秋節はランタンや花火などの引火による火災が起きるが、今年も火災やのMTRの列車が止まる事件が発生した。9月26日付香港各紙によると、秀茂坪に住む高齢の夫婦(夫79歳、妻80歳)が9月24日晩に家の中で、2本のろうそくを燃料とするランタンに灯をともしたが、25日午前1時ごろに風で倒れたランタンが燃え上がったという。2人は自力で火を消そうとしてやけどやけがを負い、救急車で病院に運ばれ治療を受けている。一方、新界地区では条例で禁止されている「孔明燈」(天灯=熱気球のように油を燃やして空に飛ばすランタン)を飛ばす市民が多く見られた。24日22時ごろには西部線の兆康駅で列車が突然停電してドアが開かなくなり、エアコンも停止し、乗客が15分間車内に閉じ込められる事故があった。その後、列車の車体の上に使用済みの孔明燈が落ちていたことから、それが停電の原因とみられている。政府康楽及文化事務署では毎年、孔明燈を使わないよう呼び掛けているが、一向になくならないようだ。条例に違反した場合、罰金2000ドルおよび禁固14日となる可能性がある。【関連記事】HTTPS://WWW.HKPOST.COM.HK/20170919_3617/