広州―香港間高速鉄道が9月23日に開通した。同日は発券システムの故障や停電などのトラブルに見舞われるなど混乱がみられた。9月24日付香港各紙によると、乗車券予約開始から開通初日の17時30分までに販売された乗車券は30万枚に達した。開通初日だけで7万1000枚が売れたという。西九龍駅は5時から開放され、一番列車は7時に出発したが、11時2分には深セン北駅発で西九龍駅へ向かっていた列車が香港域内で停電のため10分間停止し、車内の照明も消え真っ暗になった。停電が起きた区間は列車の同時運行の許容量を超える本数が走ったため電気システムに負荷がかかったことが原因とみられ、ダイヤの見直しが迫られるもようだ。また、中国本土のウェブ「12306」で乗車券を予約した人たちは西九龍駅の自動発券機で発券ができず、5つの有人カウンターによる手作業で時間がかかり、ピーク時には旅客が長蛇の列をつくった。手荷物に関しては、香港から乗り込む乗客は規定サイズを上回る大きな荷物を持ち込む乗客が多く、香港に置いていくか香港鉄路(MTRC)所定のナイロン袋に入れ替えるよう要求された。しかし、本土から香港に到着した列車では規定サイズを超えた荷物が多く見受けられ、香港側乗客の不満を招いたようだ。これ以外にも多くの列車が遅延したほか、改札が乗車券を読みとれないなどのトラブルもあった。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180918_13549/