台風22号で下水処理場損傷、海水浴場を閉鎖【香港―社会】

台風22号(マンクット)の影響で、新界にある下水処理場が大きなダメージを受けていることが分かった。梁務署によると、西貢下水処理場の紫外線消毒システム、2級汚水処理システムの一部が損傷し、1級汚水処理した水を2級処理することができないという。付近海域への影響を低減するため化学的な処理を強化し、1級汚水処理後に消毒を行ってから海に排出しているという。修理には数カ月かかる見込みで、臨時施設によって処理を行う予定だが、その準備にも4週間が必要となる。一方、香港島南区では下水の圧力管梁が破損する事故が相次いだ。深水湾では直径45センチの圧力管梁が、石澳では同30センチの圧力管梁が破裂し、汚水が流れ出た。修理には3週間かかる見込み。政府当局では汚水の影響を受ける海域にある海水浴場の水質検査を行うとともに、9月17日から西貢や香港島南部の5つのビーチを閉鎖している。台風によってビーチにたまったゴミや、損傷した防サメネットの整備などを行うという。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180919_13559/

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