バランスボール殺人事件、終身刑下る

2015年5月に起きた、香港中文大学の副教授による妻子殺害事件の裁判が結審、許金山(53)被告に終身刑の判決が言い渡された。9月20日付香港各紙によると罪名は計画殺人。裁判長は次女の死は意図していなかったことは認めつつ、女性と不倫関係にあり、共有財産が多くある妻の存在が邪魔になり犯行に及んだとして、重い判決となったようだ。判決を聞いた被告は眉間に皺を寄せ、父親の無実を信じていた娘らが号泣する姿を見ていたという。被告は当初、家の鼠を駆除するためにバランスボールに一酸化炭素を詰め家に持ち込んだと話していたが、家政婦の証言で、家で鼠を見たことがなかったことや、夫婦仲が冷え切っていたこと、次女に自殺願望は一切なかったことが明らかになり、加えて、すでに医師として高名だった被告が動物実験に関与していたという不自然さなどが判決の決め手となったようだ。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180827_12971/

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