9月23日に開通する広州―香港間高速鉄道について西九龍駅や香港域内を走行中の列車内でWi―Fiを使用すると個人情報が中国本土の機関に共有されるとのうわさが流れているが、特区政府運輸及房屋局の陳帆・局長と香港鉄路公司(MTRC)はこれを否定した。14日付香港各紙によると、陳局長は12日に西九龍駅を視察した際、「高速鉄道(動感号)の列車が香港の範囲内にあるときは、Wi―Fiを経由する個人情報はすべて他人には共有されない」と述べ、MTRCの説明がはっきりしてなかったことを認めた。MTRCは同日夜にプレスリリースを配信し、「西九龍駅の中国本土側税関・出入境管理エリアと『動感号』が香港区間を走行しているときは通信・インターネットサービスは香港の法律の管轄となる」と説明。動感号が越境して本土区間に入ると本土の法例・規定に従い、Wi―Fiを使用する際はあらためてログインし再びサービスを使用することを選択できる仕組みとなる。MTRCは、西九龍駅の本土側エリアや動感号が香港区間を走行中にWi―Fiを使用しても個人情報は本土に送られないと明言し、Wi―Fiサービスを提供する京信通信にも免責声明の不明確な部分の修正を要求したという。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180913_13446/