非常に強い台風22号(マンクット)が9月16日に香港に最接近する可能性があり、政府当局は注意を呼び掛けている。13日付香港各紙によれば、天文台は12日午後に台風警報シグナル3を発令し、16日に香港に最接近すると予測。保安局の李家超・局長は同日、政府30部門の合同会議を開き、各部署や救援部隊に有事に備えるよう指示した。昨年甚大な被害をもたらした台風13号(ハト)は最大風速が毎時185キロメートルだったが、今年の22号は中心の最大風力が同220キロメートルに達するものとみられ、香港に接近した場合、暴風が吹き荒れ、大雨をもたらすという。梁務署は過去の記録から、海水の逆流や浸水しやすい6地点(聯安新村、嘉和里、深井新村、鯉魚門海傍道、南囲、大澳)があるとコメント。付近ビルの管理所などと連携し、需要に応じて防水板や土嚢の設置を行うという。昨年浸水被害があった香港島東部の鯉魚門では土嚢を準備するレストランや商店も多いようだ。マカオ気象局では台風22号によって台風警報シグナル10が発令される可能性を指摘、浸水被害を警戒している。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180910_13324/