民間団体「同心護港」のメンバー約20人は9月10日、湾仔の警察本部までデモ行進し、2014年の「セントラル占拠行動」発起人である香港大学の戴耀廷・副教授の逮捕を陳情した。11日付香港各紙によると、同心護港は戴氏が3月に台湾のフォーラムに出席した際の「香港独立」を鼓吹する言行について「刑事罪行条例」第9、10条の煽動罪に触れるとして警察に速やかな捜査を要求。戴氏の行為が不当と証明されれば逮捕し、香港大教職の身分で学生に向けて煽動的な言論を散布するのを阻止すべきと主張した。また戴氏が13年から公にセントラル占拠行動を鼓吹していたことは社会の治安と法治に対する挑発であり、依然として法の裁きを受けていないことに不満を表明し、高等法院(高等裁判所)にも陳情書を提出。政府に基本法23条に基づく立法の準備を開始するよう求めた。一方、同様の団体「珍惜群組」のメンバー15人も香港大学内で戴氏と民意研究計画の鍾庭耀・総監、学生会に対する抗議活動を行い、学長に戴氏の免職を要求する陳情書を提出した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180911_13349/