香港でも有数の寺院の精進料理から動物性のDNAが検出されたことがわかった。9月3~4日付『明報』によると、その寺院とはランタオ島の宝蓮禅寺と黄大仙の志蓮淨苑の2寺院。これは同紙が香港城市大学に依頼し、香港内の精進料理店4軒と2寺院の計6カ所で提供されている精進料理の成分検査を行ったもの。その結果、料理店からは動物性のDNAは検出されなかったにもかかわらず、2寺院のものからは反応があったという。検査結果に対し両寺院とも謝罪を表明、各寺院で材料の成分検査を外部に依頼しており、今週末には結果が発表される予定だ。なお、現時点で疑惑の目が向けられているのがゼラチンだ。動物性の食材であるゼラチンは精進料理では使用されず、代用品として「アガー」と呼ばれる海藻由来の凝固剤が使用されているが、そのアガーの供給元が同じ会社であるため、製造過程での混入を疑う声があがっている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170413_8707/