国防部、香港市民の人民解放軍入隊を検討【香港―政治】

国務院国防部の呉謙・報道官は8月30日の記者会見で、香港市民が中国人民解放軍に入隊するのを認めるよう検討していると言及した。31日付『星島日報』によると、呉報道官は「返還以来、一部の香港同胞は軍への入隊希望を表明している。国防部は香港民衆の愛国の情熱を歓迎する」と述べ、香港市民の入隊については論証研究を行っていることを明らかにした。北京の清華大学では、これまで新入生の軍事訓練で香港・マカオ・台湾の学生は依願による参加となっていた。だが今年からは香港・マカオの学生は他の新入生とともに参加することが必須となり、台湾の学生は依願となっている。8月半ばに行われた3日間の訓練には今年の本科新入生のうち392人が参加したほか、香港・マカオ・台湾の学生約60人が参加した。これは香港・マカオの若者に軍への入隊を認めることへの布石ともみられている。民主建港協進連盟(民建連)の彭長緯・副主席は「厳格な審査システムがあるから『香港独立』分子が入隊する心配はない」と述べた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180412_8435/

 

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