香港金融管理局(HKMA)は8月28日に再び香港ドル買いの市場介入を行った。29日付香港各紙によると、HKMAは香港ドル相場が引き続き対米ドル・ペッグ制の許容変動幅の下限(1米ドル=7.8500ドル)付近に張り付いていたため、27日午後5時から28日午後5時にかけての24時間のうちに3回にわたり米ドル売り・香港ドル買いを実施。介入額は合計145億7000万ドルに上った。これで8月15日以降の市場介入は8回となり、介入額は合計331億2700万ドルに達している。銀行間市場の資金のだぶつきを表すアグリゲートバランス(MKMA決済性預金残高)は30日に763億5000万ドルにまで減少する。市場では現在の資金流出の状況からみて10月末にはアグリゲートバランスがゼロになるとみられている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180829_13011/