香港金融管理局(HKMA)は8月24日、再び香港ドル買い市場介入を行った。25日付香港各紙によると、HKMAは香港ドル相場が対米ドル・ペッグ制の許容変動幅の下限(1米ドル=7.8500ドル)に触れたため、香港時間24日朝に米ドル売り・香港ドル買いを実施。介入額は17億6600万ドルだった。これで8月15日以降の2週間で市場介入は5回目となり、介入額は合計185億6000万ドルに上った。銀行間市場の資金のだぶつきを表すアグリゲートバランス(MKMA決済性預金残高)は27日に910億2500万ドルに減少した。ホットマネー流出が激化し流動性は引き締められているものの、香港ドルの銀行間金利(HIBOR)は上昇するどころか下落する現象がみられている。アナリストは主に最近の香港・中国本土株式市場の低調を受けて香港ドル需要が低下しているためとみている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180820_12706/