中環の長江中心の賃貸料が世界一となったことがわかった。8月22日付『香港経済日報』によると、世界一の賃料となったのは同ビル45階の2万平方フィートの全フロア。1平方フィートあたりでは225ドルと、今まで首位だった同じ中環にあるifc2の2011年の同210ドルの記録を抜いて、オフィス賃料としては世界一を更新したことになる。契約したのは米国系仮想通貨取引所のビットメックス社。元々同フロアの半分だけを同205ドル契約していたが、拡張に伴い全フロアに変更したところこの金額になったという。6月に不動産コンサルタントのCBREが発表した高級オフィスの賃料に関するリポートでも、香港(中環)は平均で同199ドルと、2位の同153ドルのロンドン(ウェストエンド)を大きく引き離し3年連続で首位を堅守しており、米中の貿易戦争ともいえる状況下ながら、高級オフィスの需要にはまだ影響は及んでいないようだ。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180813_12575/