国務院香港マカオ弁公室の張暁明・主任は8月15日、香港外国記者会が14日に行った香港民族党の陳浩天・召集人を招いた講演会を非難した。16日付香港各紙によると、張主任は粤港澳大湾区建設領導小組の会議の際にメディアの取材を受け、「『香港独立』の鼓吹は基本法に違反し、一般的な民商事などの法律違反より深刻。外国記者会が陳氏を招いて講演させることは国家分裂煽動行為への協力となり違法である。民族党、陳氏、外国記者会の行為はすでに言論の自由、報道の自由、結社の自由の範囲を逸脱している」と述べたほか、今回の件は国家の安全維持の面で香港に不足部分があることを考えるきっかけと指摘。記者から基本法23条の立法を推進すべきかと聞かれると「あなた方もその問題を検討するといい」と答えた。全国香港マカオ研究会の劉兆佳・副会長は「今後、23条立法へのプレッシャーはさらに高まる」とみているほか、「国家安全法」を香港に適用したり、行政長官に「香港独立」を処理する行政指令を出すなど、中央にはさまざまな手段があると指摘した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180816_12645/