世界自然保護基金(WWF)香港支部が6~8月に香港で流通している魚介についての成分検査を実施し、その結果を8月14日に発表した。8月15日付香港各紙によると、今回対象となったのは屈臣氏集団、華潤万家、佳宝食品系列のスーパーマーケットで販売しているナマズ、ケツギョ、ニホンウナギのサンプル36個。主な産地は中国本土とベトナムだ。その結果、ケツギョのサンプル4個とニホンウナギのサンプル1個から微量のマラカイトグリーンが検出された。この5個の検体はいずれも屈臣氏集団傘下のスーパーで売られていたもの。中でも最も多くマラカイトグリーンが含まれていたのが、屯門市広場内の「Taste」で販売されていたものだという。●湾●▲商場内のパークンショップのケツギョのサンプル1個からはマラカイトグリーンのほか、微量のニトロフランも検出された。マラカイトグリーンは香港では条例「食物内有害物質基例」によって食品への含有が禁止されており、中国でも2002年から食用動物への使用が禁止されている。【●=くさかんむりに全、▲=くさかんむりに會】【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170720_2224/