香港外国記者会は8月14日、香港民族党の陳浩天・召集人を招いた講演会を行ったが、そこでの発言は特区政府保安局が民族党を取り締まる新たな証拠になるとみられている。15日付香港各紙によると、陳氏は講演と質疑応答で民族党が政府の弾圧を受けていると主張し、釈明期間が延長されたものの取り締まりはすう勢であり、自身が3カ月の禁固刑を受けるとみる。また「香港人が主権を掌握していなければ民主の実現は難しく、唯一この目標を達成できるのは独立である」と述べた。行政会議メンバーの湯家●氏は「陳氏は今回、個人の身分ではなく民族党召集人の身分で講演し、民族党の理念を宣揚する内容だった。保安局が活動禁止を検討している釈明期間にこのような言論を発表すれば保安局が民族党を取り締まる証拠となる」と指摘。また新疆ウイグル自治区やチベット自治区の独立に言及し、米国など国際社会に香港特区政府への制裁を呼び掛け、国家を「覇権の帝国」「植民政府」と呼んでいることは「陳氏が国家に敵意を持っていることを反映しており、国際的な関心を喚起し民族党の綱領を推進しようとしている」と批判した。【●=馬へんに華】【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180815_12623/