公共住宅の入居申請、待ち時間は5.3年【香港―社会】

公共住宅の入居待ち時間がさらに延びたことが分かった。8月11日付香港各紙によると、房屋委員会が10日に発表した2018年6月末現在の賃貸型公共住宅の累積入居申請(当選待ち状態)は26万8500件で、前期(3月末)から3800件減少した。うち一般(家庭)の申請者は15万600件で前期から4700件減少。ただし平均待ち時間は5.3年で、前期の5.1年から悪化。過去19年で最長となった。非高齢の単身申請者は1100件減少の11万7900件となった。高齢の単身申請者の待ち時間は前期の2.8年から2.9年に延びた。房屋委員会資助房屋小組の黄遠輝・主席は「申請件数が減少したのは一部申請者がすでに割り当てを得たためとみられる。一方で平均待ち時間が過去最高に達した原因の1つは、最近割り当てを得た物件は市街地に集中しているためとみられる」と説明。2014~16年の市街地での供給量は比較的少ないため、市街地の物件の割り当てを待つ家庭の待ち時間がさらに延びたことによるそうだ。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180709_11695/

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